不注意でぎりぎり終電を逃してしまい、「くっそ〜」と悔しがりながら梅田のネットカフェへ。

個室はマッサージチェア付きの部屋が同じ料金で選べたので、試しにそこにしてみた。
マッサージチェアは初めての体験である。日ごろからジャグリングの練習やショーに使う荷物の運搬で肩や腰がこり気味で、一度マッサージチェアというものを体験してみたかった。
しかし、電気店に行ってもマッサージチェア体験コーナーはおじいさん、おばあさんが独占しており、そこで並ぶのもかっこ悪いのでその機会はなかったのだ。

個室にはNational製の高そうなタイプのマッサージチェアがで〜んと置いてあった。ボタンに「自動コース・疲労回復」があったのでとりあえずそれを押すと、ウイーンと音がしてシートの中から2本の突起が背骨をごりごりと挟み込み、そのまま上へ下へと動いてくる。

「あああああああああああああ・・・・・・気持ちいい」

と快感に浸っていると、今までいたわってもらっていなかった僧帽筋が初めて心を開き、こう言った。

僧 「俺、こんなに優しく接してもらったこと初めてっす!」

その声を聞いた広背筋が

広 「俺たち、見えないところでがんばってきたかいがあったな。」

と涙をこらえながら僧帽筋に話しかける。
するとどこからともなく

「今までこの私を支えてくれてありがとう」

という声が聞こえる。

僧 「そっ、その声は!」

僧&広 「背骨さん!!」

背 「2人とも、今まで苦労をかけてきて済まなかった。私を支えるために日々頑張ってくれていたのに、私ときたら・・、そのことが当たり前のように感じてしまっていたのだよ。」

広 「いえいえ、そんな。それが僕らの仕事ですから。」

背 「最初お前たちに出会ったころはこんなに傲慢じゃなかったよ。私がまだできたてでふにゃふにゃだったころ、お前たちにくっついてもらうために必死だった。あのときは素直だったなあ〜、だが今は・・・うっうっ・・」

僧 「そんなことないっすよ。泣かないで下さい、カルシウムが出ちゃいますよ。」

背 「・・そうだな・・こんなんじゃ骨粗しょう症になっちまうな。」

広 「さあこれからもみんなで力をあわせて背骨さんを支えていきますよ!」

背 「ありがとう、ありがとう」




「ピーーー」と音が鳴りマッサージが終了。すると、先ほどの声は止み、元の静かなネットカフェになっていた。

背骨のあたりが何故かぬれていた。


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