ジャグラーTOSHI タイトル

.........関西ジャグリングブログ

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駅への行き帰りでよく淀川沿いの堤防を通るのだが、夜、橋へ向かって上り坂になっている堤防を自転車で立ちこぎしながら上っていると、「ガキッ」という音がしていきなりチェーンが外れてしまった。

立ちこぎから急にペダルが抜けたような状態になったため、僕の体は前のめりになり、ハンドルに上半身が押し付けられて重心が前に移動。それが自転車を加速させるハメになり、制御不能なった自転車は堤防から右にそれて河川敷の方へ落ちようとしていた。

「やばい!」

とっさに両足を地面につけて摩擦でスピードを弱めようとするが、前のめりになっているので足の甲でしか地面に付けない。エビ反りになりながら必死で頑張るがすでに前輪が草むらへ突入。コケようにも勢いがつきすぎてコケられないため、そのままエビぞり型一人乗りジェットコースター状態になってしまった。

上半身がバランスを失っているためブレーキの手に力が入らない。ズザザザザー・・と足の甲を地面に擦らせながら夜の堤防をナナメに急行下してゆく。顔はチェーンが外れたときの驚きの顔のまま時間が止まっている。

必死に体重を左に傾け倒れようとする、しかし堤防は下の方になるとコンクリート舗装になるため倒れるのは危険だとわかり、このまま突っ切る方向に気持ちを切り替える。

草むらとコンクリートのつなぎ目で軽くジャンプした自転車は舗装部分の凸凹でガンガンとさらにジャンプし、河川敷に着地したところでようやくコケて止まった。

幸いケガは無かった。新品の黒い靴が緑色のストライプ模様に変わっていたぐらいだ。
ふと顔をあげるとバーベキューをやっている若者達がこちらを見ていたので、恥ずかしさをごまかしたいあまり、

「あー、こっちじゃなかったか。」

と意味不明な言い訳をしてその場を去ろうとする。
しかし動揺は必ず表に出るもので、自転車に乗ろうとチェーンの外れたペダルに足をかけてしまい、ギューンとペダルが一回転してふくらはぎに激突してしまった。痛さを必死に隠してその場を去る。

自転車はキックボードと化し、夜道を電信柱やガードレールを蹴った勢いで進んで帰宅した。
端から見たら怒っている人みたいに見えたらしく、通行人の顔が引いていた。

今日は雨で練習できないのでジャグリング以外のお話を。

用事があって京阪淀屋橋駅で電車から降りようとしたとき、ふと見ると隣の座席の床にスナック菓子のカスらしき物がいっぱい散らばっていた。
そこは今、先に降りた20代半ばのOL風の女の人が座っていた場所なので

「あ〜あの女えらい食い方しおったなー。」

と思いながら電車を降りると、ホームにもさらにカスが点々と続いていた。

「まだ食ってんのか?」

と少し驚きつつ歩いて行くとその女を発見。手に提げているカバンあたりからカスが続いている。

「お菓子の袋、破けたままカバンに入ってるんちゃうか?中身油だらけやで。」

と思いながら後ろを歩いていると、ブーツの底から親指大の塊がボコッととれた。
どうやらさっきのカスもブーツの裏からとれた物らしく、スポンジ状のものが歩くたびにボロボロとこぼれている。女の靴底は両足ともスポンジが露出し、黄色くなっていた。
カスが異常に出ているので本人も絶対気づいているはずである。しかし靴を脱いで歩くわけにはいかないので、気づかないふりをしているのだろう。
そこでまず、

「何故この人はこの靴を履いているのか?」

という疑問が僕の頭でぐるぐると回りだした。

仮説1.「一見、小奇麗に見えるが実は貧乏なのでは?」

仮説2.「来る途中に硫酸でも踏んだのでは?」

仮説3.「新手の『靴底狩り』にでも遭ったのでは?」

などと妄想が浮かぶ。そうこうしているうちに、だんだんカスの出方がひどくなってきた。今度はいきなりカステラ一切れ分ぐらいの大きさの塊がとれ、左足の土踏まずの部分が抜け落ちて完全な土踏まずになっていた。

その瞬間、

「このままいくと靴底がズボっと抜け落ちるとかがあるのでは!?」

と、わくわく感が一気に高まり、自分の用事の事は忘れてその女の追跡を始めていた。

「さあ、どこへでも行ってみい!追いかけて絶対靴底ズボっの瞬間を見届けたるっ!」

女性は駅からつながっているビルの中へ進み、トイレに入った。さすがに中までは追えない。

「ホホホホホー、甘いワ、お兄さん!そう簡単にスクープさせやしないワヨ!」

と言わんばかりだ。
おそらく、靴底の具合を見ているのだろう。しばらく待っていると、女はトイレから出て公衆電話で電話をしていた。

「ケッ!どうせ誰かに助けを求めてるんやろ。その泣き叫ぶ声を根こそぎ聞いたるわい!」

と、僕は気づかれないように自動販売機の陰に隠れながら聞き耳を立てた。
友達としゃべっているらしいが靴底の事ではないらしい。
電話が終わるまで時間を持て遊ばしてジュースを見ていると、なんと!
女性を見失ってしまった!

「ホホホッ!まんまとトラップにかかったワネ!じゃあね、バーイ!」

という声が僕の頭に響き渡る。自分とした事がうかつだった。
・・しかし、次の瞬間奴の行き先が確実にわかる事に気がついた。カスがその道を記してくれていたのである。

「ハッハッハッ、バーカめー。おヌシがどこへ行こうがこのワシから逃れる事はできんぞ!絶対話のネタにしたるっ!!」

と勝ち誇ったようにカスをたどっていったところ、エレベーターの中へ続いたため、その先何階で降りたかはわからなかった。

---Fin.

11/22(Wed.): 敵軍キッズ

公園で練習をしているとたまに近くの子供たちに見つかってしまう。
子供に集まられてワイワイされてしまうとしばらくは練習不能に陥ってしまうので子供は危険である。なるべく茂みで区切られた目立たない場所で練習しているのだが、やはりボールやクラブがポンポン跳んでいるので隠しきれない。

今日もその場所で練習していると、魔のセリフが聞こえてしまった。

「あっ、ジャグラーやっ!!」

明らかに周りの友達にアピールし、「見に行こうや」という言葉をかけられるのを待ち構えている子供の声がする。
僕の中の黄色いパトランプがグルグル回り、空襲警報が鳴り響く。敵の大好物のディアボロとシガーボックスを急いでカバンに隠す。何もなかったふりをしてボールを投げているとスケボーに乗った第一偵察部隊が現れた。

「あっ、すげー。」

僕の背中越しに聞こえるか聞こえないかギリギリの声でこちらの出方を伺う偵察部隊。敵軍の挑発に乗るわけにはいかないので聞こえなかったふりをしていると本軍が合流。

本軍司令官「様子はどうだね、偵察部隊長」
偵察部隊長「はっ、どうやらボールを投げているようであります!」

的な報告があり、周囲を総勢5名の敵軍にじわじわと囲まれてしまった。
空耳か、楚の国の歌が聞こえる気がした。
敵の関心はカバンの横に置いてあるクラブに集中し、特殊部隊が
至近距離で様子を見ている。

司令官「う〜む、これをむやみに触るのは危険だ。敵将に聞いてからにしよう」
隊員A「しかし誰が聞くのでありますか?」
隊員B「やはりここは司令官が」
司令官「何を言うか!私の身に危険があったら誰が部隊を指揮するのだ!」
隊員A「司令官はいつもそうやって危険な任務を隊員に押し付けるんだ」
司令官「何をー!もうスケボー貸さんぞー!」
隊員C「まあまあ、ここは平等にじゃんけんにしましょう」

というわけで、本軍の司令官がおそるおそる

「これ触ってもいいですか?」

と言ってきたので、

「いいよ。ただし持つ所にあるスイッチ押すと爆発するから気いつけや。」

と牽制を入れつつ許可した。

司令官「気をつければ大丈夫だそうだぞ!」
隊員A「さすが司令官、見直しました!」
司令官「ではさっそく持ってみるか」
隊員B「どうですか、司令官!」
司令官「思ったより重いぞ。」
隊員A「私にも持たせて下さい。投げてみよっと。えいっ、わっ難しい。」

・・としばらくやりとりが続いた後、

隊員C「はっ、司令官、ここにボールがあります!」
司令官「どれ、ちょっとこっちへ向かって投げてみてくれるか。」

・・っ!!、僕の脳裏に嫌な予感がはっきりと浮かぶ。

隊員A「私がキャッチャーやるであります!」

やはり野球を始めやがった!!

「それで野球したらアカンで!」

と言ってももう遅い。すでにセカンドとショートまで守りに入って一回の表が始まっていた。
司令官は自分の腕前を部下たちに見せるため、ヒットを飛ばすまでやめようとしない。僕はファールになったボールを回収し、力ずくでやめさせた。
現実に戻った敵軍は

隊員C「そういえば日が暮れるまでに基地に戻ってこいと母参謀長がいっておられたのでは?」
司令官「おお、そうだった、そうだった。では退却!」

と言ってスケボーで去って行ったのであった。

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